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カシミール3D プラグインシリーズ
スペースシャトル地図
Ver 1.2.0
Copyright (C) 2004 SUGIMOTO Tomohiko
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README.TXT
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インストール
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(1) ダウンロードしたファイルを実行して下さい。
(2) 自動的にインストーラが立ち上がります。
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アンインストールする場合
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(1) [スタート]-[設定]-[コントロールパネル] のなかの[アプリケーション
の追加と削除]を選択して、このなかの[カシミール スペースシャトル地
図プラグイン]を選択し、アンインストールを実行して下さい。
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概要
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このプラグインはNASAが公開しているShuttle Radar Topography Missionによ
る地形データ(DEM)をカシミールで使用するためのプラグインです。
Shuttle Radar Topography Missionはスペースシャトルに積み込んだレーダに
より、全世界の詳細な地形データを作成すること目的としたミッションです。
現在公開されている地形データには2種類あり、1つはSRTM-1と呼ばれる1秒
メッシュ(約30m)の詳細なものと、もう一つはSRTM-3と呼ばれる3秒メッシュ(
約100m)のものです。
このデータの詳細は下記のページを参照して下さい。
http://www.jpl.nasa.gov/srtm/
また、データを取得するには下記のftpサイトから行えます。
ftp://edcsgs9.cr.usgs.gov/pub/data/srtm/
地形データは緯度経度で区切られた区画ごとにファイルになっています。
このプラグインでは上記のファイル同士を隣り合っていなくても自動的に接続
しシームレスに使うことができます。ただし、SRTM-1とSRTM-3は接続できませ
ん。
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使用法
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(1)下記のftpサイトにアクセスし、必要なデータを取得して下さい。
ftp://edcsgs9.cr.usgs.gov/pub/data/srtm/
現在下記のフォルダからデータをダウンロードできます。
United_States_1arcsec アメリカ国内のSRTM-1
South_America 南アメリカのSRTM-3
North_America_3arcsec 北アメリカのSRTM-3
Eurasia ユーラシア大陸のSRTM-3
いずれもzipで圧縮されていますので、解凍してできた拡張子がHGTのフ
ァイルを同一のフルダにおいて下さい。
同一フォルダ内のHGTファイルを自動的に結合して読み込みます。
ただし、SRTM-1とSRTM-3は接続できませんので、最初に開いたファイル
の解像度と同じファイルのみ結合します。
(2)[ファイル]-[開く]-[地図]-[スペースシャトル地図]を選択しHGTファイ
ルのどれか1つを選択します。
どのファイルを使って開いても同一のフォルダにあるものはすべて結合
しますので、結果は同じです。
表示範囲はSRTM-1もSRTM-2も全世界です。
ただし、最初の表示位置が異なるだけです。
■注意1■
この地形データはところどころデータが欠落しており、それらの部分
は強引に補間表示させていますので、汚い部分があります。
補間をしないように設定することもできます。次項参照。
■注意2■
この地形データでは”海”の区別ができません。
海もすべて陸になっています。次項参照。
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応用機能
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(1)補間表示の設定
この地形データはところどころデータが欠落(測定不可)しており、それら
の部分はオリジナルでは穴ぼこになっています。
このプラグインではデータ欠落部分を周りの地形から強引に補間しています。
補間機能を停止するには、[ツール]-[スペースシャトル地図]-[地形データ
設定]を開き、「データの欠落部分を補う」のチェックをはずしてください。
(2)海の設定
この地形データは海の区別がないため、海の部分も陸となってしまいます。
そこで、設定した標高値以下を海とすることができるようにしてあります。
[ツール] -[スペースシャトル地図]-[地形データ設定]を開き、「海を設定
する」の項目で設定して下さい。ただし、海の部分も結構凸凹しているので綺
麗な水面にはならないです。
(3)データの追加
あとからダウンロードしたデータを先に使っていたフォルダに追加しても表
示されないことがあります。
このときは、[ツール]-[スペースシャトル地図]-[地形データ更新]を選択し
てください。
(4)パレット
「世界地形用」というパレットを同梱してありますので、こちらに切り替え
てお使いになると標高の高いところもよくわかり便利です。
また、表示の設定で陰影を強調すると迫力がでます。
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地形データ圧縮
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オリジナルのHGTファイルを圧縮してXEM形式(カシミール専用の形式)にす
ることができます。
XEM形式にすると平均的に1/2以下に圧縮できます。
以下の手順で圧縮できます。
(1)地図を開く
圧縮したい地形データ(SRTM-1またはSRTM-3)を開いた状態にします。
(2)圧縮メニューを選ぶ
[ツール]-[スペースシャトル地図]-[地形データの圧縮]を選ぶ。
(3)保存先のフォルダ指定
圧縮したXEMファイル(1つのHGTファイルが1つのXEMファイルになる)の
保存先のフォルダを指定して下さい。
[すでに圧縮済みの地形データは無視する] あとから追加したHGTファイルを
再圧縮する場合に指定します。
なお、XEMファイルにした場合、「欠落部分の補間」は変更できなくなりま
す。現在の設定でXEMファイルにしますので、変更する場合はあらかじめ設定
を変えて下さい。
ただし、「海の設定」は圧縮後でも変更することが可能です。
(4)圧縮の開始
[次へ]をクリックすると圧縮を開始します。
途中でキャンセルした場合は、それまで圧縮した分は有効です。
(5)XEMファイルの開き方
圧縮が終わったらXEMファイルをカシミールに登録します。
エクスプローラでXEMファイルの置いてあるフォルダを開き、すべてのXEM
ファイルを選択状態にします。(複数を選択するには[SHIFT]キーや[CTRL]キー
を押しながらクリックする)
それをドラッグ&ドロップでカシミールにドロップしてください。
これで開けます。
上記の登録は1回のみ行えばよく、次回から開く場合は、下記の手順で行
ってください。
[ファイル]-[地図を開く]で[標高データ(圧縮)]のカテゴリに登録されま
すので、それを選択する。
スペースシャトル地形データ SRTM-1 ←SRTM1
スペースシャトル地形データ SRTM-3 ←SRTM3
また、ファイルを直接指定する場合は下記のDIMファイルになります。
(カシミールのフォルダの下の DIM フォルダにあります)
BF2P8L4FB7B75-38WM2L23.dim ←SRTM1
BF2P8L4FB7B75-38W9AL25.dim ←SRTM3
※なお、XEMファイルを移動すると地図が表示されなくなりますので、そのと
きは、再度XEMファイルをドロップして登録して下さい。
※なんらかの理由でXEMファイルの登録を解除したいときは、[ファイル]-[地図
の保存先・容量の設定]で「スペースシャトル地形データ」または「BF2P8L4F
B7B75」を選んで削除してください。なお、XEMファイル自体は削除されません
ので不要であればエクスプローラで削除してください。
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履歴
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Ver 1.2.0 2004/02/03
・XEMに圧縮した場合も海の設定を変更できるようにした。
(すでに圧縮済のものは再度HGTファイルから圧縮し直す必要があります)
Ver 1.1.0 2004/01/15
・地図の圧縮機能を入れた。
・緯度経度が1/2メッシュほどずれているのを修正した。
・欠落部分の補間方法を若干改良した。
Ver 1.0.2 2003/12/29
・SRTM-1で全世界を一度に表示できるようにした。
・地形の更新で表示が更新されない場合がある点を修正。
Ver 1.0.1 2003/12/20
・専用のパレットファイルを同梱。
・軽微な動作改善。
Ver 1.0.0 2003/12/14
・リリース
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お知らせ
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・インターネット上に拙作のホームページをオープンしています。
URL: http://www.kashmir3d.com/
カシミールについてのご要望や質問などもお寄せ下さい。
※カシミールの[ジャンプ]メニューにあります。
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お願い
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